よくメディアで報じられていますように,自転車の交通違反の取り締まりが厳しくなり,自転車の講習制度が始まりました。
具体的には,信号無視や右側通行などの危険行為とされる違反行為を3年のうちに2回繰り返した自転車の運転者には,自転車講習の受講を命じられる場合があるというものです。命令に違反すると,5万円以下の罰金が科せられることもあります。
自転車の事故は,全国で1年間に約12万件あり,5分に1件も生じている計算になります。
講習制度が始まったのも,こうした背景があるのだと思います。
他方,自転車事故による賠償も,最高で約1億円の金額を命じた裁判例があるなど,高額な賠償も考えられます。日頃から,自転車に乗る場合には,交通ルールを守り,賠償保険(火災保険などの特約にも付いていることが多いです)に入るなどして,なるべく事故を防ぎつつ,備えることが必要となることでしょう。
こうした自転車事故の重大性について,吹田東高校に赴いて,出張授業を昨年11月に行いました。
吹田東高校校長通信→https://www.osaka-c.ed.jp/blog/suitahigashi/kocho/2014/11/09/
自転車のルール,事故の対応などについて,もっともっと学校で学ぶ機会があってもいいのではないかと思う今日この頃です。